ブログ記事一覧
カブトムシとクワガタムシの性格違いは、その生態に関連していると言われています。
例えば、カブトムシは主に木の幹や落ち葉の中で生活しているのに対して、クワガタムシは主に腐植土や枯れ木の中で生活しています。
カブトムシは木の上で食事をし、危険を感じた場合には木の陰に逃げ込んでしまいます。
そのため、比較的おとなしい性格を持ち、人間に対して攻撃的な行動を取ることは少ないといわれています。
一方、クワガタムシは腐植土の中で活動し、縄張り意識が強く、他のクワガタムシとの競争が激しいため、攻撃的な性格を持っているのです。
また、メスを求めて他のクワガタムシと戦うこともあり、そのために強い顎を持っていることが知られています。
種類ごとの性格の違いを観察し、その原因を調べることでカブトムシやクワガタムシの行動や生態についての知識を深め、カブトムシやクワガタムシを守ったり、飼育する時の正しい方法を考えたりすることができます。
皆さんも、カブトムシやクワガタムシを飼うときは、それらの性格をよく理解し、ストレスを与えないようにしてあげてくださいね。
2023-05-08 14:47:21
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カブトムシの王様、ヘラクレスオオカブト。
飼育下でのギネス記録が全長180mmを超えるこのカブトムシは、どう育てれば大きく育つでしょうか。
まず、大前提として、ヘラクレスオオカブトは成虫になってからは、大きくなることはありません。
ですので、幼虫を大きく育ててあげることが大事です。 幼虫を大きく育てるには、エサが大事です。
もし用意できるならば、クワガタが食べた後の菌糸カスを食べさせるのが効果的と言われています。
また、環境としては、気温が大事です。 20度前後で温度の変化がないように、気をつけましょう。
そして、ヘラクレスを大きく育てるには、飼育ケースの大きさがとても重要になってきます。
ヘラクレスは空間認識能力が高いと言われており、幼虫の段階で、なるべく大きな飼育ケースで育てることが大型化に繋がるでしょう。
最低でもプラケースの中サイズ以上は欲しいところで、20リットルぐらいの衣装ケースが理想の環境です。
ただ、一番大きな要素は血統です。 大きなオスメスの個体を掛け合わせるのが、一番効果的であることには間違いがないです。
2年間と羽化まで長い時間はかかりますが、ぜひブリードにも挑戦して、大きなヘラクレスを目指してください。
2023-02-27 19:01:53
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もうすぐ夏も終わりですが、 夏の虫といえばクワガタやカブトムシですよね。
夏休みにクワガタやカブトムシを捕まえて今飼育しているというご家庭も多いと思いますが、
ところでクワガタは羽化してからどのくらい生きることができるのでしょうか。
実はクワガタの寿命は、種類によって異なります。
よく見かけるノコギリクワガタやミヤマクワガタは、
寿命が3ヶ月〜半年くらいとあまり長生きではありません。
ヒラタクワガタは半年以上生きることもありますが、平均としては半年程度の寿命です。
しかしオオクワガタになると3年以上生きることができますので、
種類によって寿命が全く異なることがわかりますね。
特に長生きしたもので言えば、なんと驚くことに7年も生きていたオオクワガタもいるそうです。
尚、自宅で飼育しているクワガタは野生に比べると長生きする傾向にあります。
飼育のクワガタは野外のように他のクワガタとバトルしたりとエネルギーを余分消費することもなく、
食べるものも困らずにゆっくり暮らせるので自ずと寿命も伸びるのでしょう。
せっかく捕まえたクワガタ、ちゃんとお世話して長生きするように飼育してあげてくださいね。
2022-08-22 17:40:49
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カブトムシと言えば、昆虫の中でも体が大きく立派なイメージが定着しています。
みんなが憧れるカブトムシは、体が大きくて強そうな貫禄あるカブトムシでしょう。
でも、中には小柄で小さなカブトムシも存在しています。
同じカブトムシなのにこの違いは一体何なのでしょう。
実はカブトムシの体の大きさは成虫になる前から決まっています。
成虫になってからどんなにたくさんエサを食べても、
成虫になった時の大きさからはほとんど変わることがありません。
カブトムシの体の大きさは幼虫の時に食べるエサの量で変わります。
幼虫の時にエサをしっかり食べてたくさん栄養を摂っていたカブトムシは大きな体をもつ立派な成虫になれますが、
幼虫の時に食が細かったカブトムシは体が小さいまま成虫になります。
これがカブトムシの体の大きさが異なる理由になっています。
成虫になると、樹液を巡って他の昆虫たちと戦わなければならないので、体が大きいカブトムシの方が圧倒的に強く有利になります。
そのためにカブトムシは幼虫期の過ごし方が非常に大切になってくるのです。
2022-07-06 11:17:16
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大きな顎が魅力的なクワガタ。
でもその顎に挟まれてしまうと、場合によってはケガをしてしまうほど危険です。
クワガタと遊んでいた時に、つい好奇心から手を出してしまって挟まれた、という経験がある人も少なくないでしょう。
クワガタに挟まれたらその痛みからパニックになってしまい、手をブンブン振り回してしまいます。
でも手を振り回したり、クワガタを空中で放置するとなかなか離してくれません。
無理に引き剝がそうとすると、クワガタがさらに強く挟んで傷が深くなったり、クワガタの頭が取れてしまうことも…。
もしクワガタに挟まれたときは、冷静にクワガタの脚が地面に着くように置いてください。
脚が地に着くことで重心が安定し、クワガタは興奮状態から覚めて顎の力を緩めるのでその時にそっと離すようにしましょう。
それでもダメな時は、水の中に入れてください。
離れたらすぐに引き上げるようにすることで、クワガタが弱ることはありません。
特に小さなお子さんがいる場合、あらかじめクワガタに挟まれた時の対処法としてこれらを知っておくと、パニックにならず対応できると思います。
2022-06-06 15:54:43
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夏の昆虫キングと言えばカブトムシですよね。
しかし、昼間には全くと言ってよいほどその姿を見せません。
飼育していても、昼間は「生きてる?」と心配になるくらい静かなカブトムシ。
なぜカブトムシは夜行性になったのでしょう。
その理由は大きく分けて2つあります。
一つ目は、「天敵から身を守るため」。
カブトムシは昆虫界では敵ナシと言われていますが、昆虫を食べる動物が活動している昼間はとっても危険が多いのです。
その中でもタヌキや、空中からピンポイントで狙ってくるカラスはカブトムシにとっては天敵。
自らの身を守るために、カブトムシは夜に活動するようになったと言われています。
そしてもう一つの理由は「カブトムシは変温動物で体温調節ができない」ということ。
夏の昼間は日差しが強く気温が高いために、昼間に活動すると体内温度が上昇し、自分で熱を放出することができないカブトムシはすぐに弱ってしまいます。
そのために昼間は森林の日陰でひっそりと夜が来るのを待っているのです。
こういった理由でカブトムシは夜行性になったのです。
2022-05-12 09:57:28
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見た目がカッコイイと大人気のカブトムシ。
でも、カブトムシを飼育している人は「あれ?ひっくり返っている…」と、
カブトムシが飼育ケース内でひっくり返って脚をバタバタしているちょっぴりマヌケな光景を一度は見たことがあるのではないでしょうか。
実はカブトムシは歩くことが大の苦手。
そのためカブトムシは鋭い爪でいつも木にくっついています。
その強力な爪の力でカブトムシが服にくっつくと剥がすのにとても苦労しますよね。
カブトムシは重心が羽側にあり、頭よりもお尻の方が重たいので、飼育ケース内のようにツルツルした側面だとバランスを崩した時にはすぐ後ろにひっくり返ってしまいます。
そして体面よりも脚が内側にあるために、ひっくり返ると地面に足がつかず自分の力で起き上がることが非常に困難なのです。
ひっくり返ったまま放置されると、なんとか起き上がろうと延々とバタバタして体力を消耗します。
カブトムシがひっくり返っていることに気が付いたらすぐに起こしてあげてくださいね。
カブトムシを起き上がらせる時は、木や小枝にしがみつかせてゆっくり起き上がらすようにしましょう。
力強く無理矢理引っ張ってしまうと脚が取れてしまいまので注意してください。
2022-04-07 09:36:00
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クワガタと言えば、2本に分かれた鋭い顎が特徴的ですね。
あの顎に挟まれたら大変です。
クワガタ界の力持ちを言えばヒラタ系ですが、その中でもアルキデスオオヒラタは別格です。
アルテギスオオヒラタはインドネシア・スマトラ島に生息しています。
アルキデスオオヒラタは、他のヒラタクワガタに比べて横幅が大きく重量感があり、性格は凶暴な暴れん坊。
顎の力はクワガタ界のトップクラスに入るほど強く、その強力な顎の力で1円玉をいとも簡単に曲げてしまう脅威をもっています。
アルキデスオオヒラタは、短歯型と長歯型に分かれているクワガタ界では珍しいタイプ。
長歯型のほうが、顎が長い分スリムで体長が大きく見えます。
逆に短歯型は横幅が大きく感じられ、ドシっとした貫禄があります。
なぜアルキデスオオヒラタは長歯型と短歯型に分かれているのか、その理由は解明されていません。
戦車のようなその勇ましい姿に魅せられたアルキデスオオヒラタのファンはとても多いようです。
挟む力は短歯型の方が強く、内歯も発達しているので挟まれないように注意が必要です。
2022-03-07 10:15:39
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昆虫世界では敵なしと思われるカブトムシですが、そんなカブトムシにも天敵が存在しています。
夏になると成虫になった姿を披露するカブトムシですが、そのいさましい姿から想像もできないほどバラバラになり、見るも無残な姿で発見されたことはありませんか?
カブトムシは天敵によって食べられてしまうことがあるのです。
その天敵は「野生動物」。
カラスに突かれ、その他の鳥に食べられることもしばしば。
蛇なんかもカブトムシを食べてしまいます。
一見、呑気に樹液を吸っているように見えますが、実は常に気を張っているカブトムシ達。
時にはイノシシの餌食になってしまうことも…。
恐ろしい世界ですね。
弱肉強食の世界ですから、どんなに強い生き物でも油断は禁物のようです。
でもカブトムシにとって一番の天敵は、カブトムシを捕まえに来る人間かもしれませんね。
2022-02-08 14:51:19
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夏の虫と言えば、クブトムシやクワガタですね。
カブトムシはなんと言っても超カッコイイ昆虫ですので、子ども達からはいつの時代も絶大な人気を誇っています。
そんなカブトムシは夏にしか会えることができないと思っていませんか?
実はカブトムシは年中採取可能です。
そう、採取するのは幼虫のカブトムシ。
カブトムシの幼虫は真冬にだって採取することができますよ。
そしてその生息場所は、難しい場所ではありません。
運が良ければ近所の公園でも見つけることができるのです。
成虫を捕まえるよりも簡単かもしれませんね。
探すポイントは、落ち葉の下にある柔らかい土を掘ってみること。
森や林の中だと、倒木している広葉樹の下も探すポイントです。
夏にカブトムシが多く見られる場所には幼虫もいることが多いので、探してみてはいかがでしょうか。
幼虫から成虫になるカブトムシを見るのは、全シーズンを通して楽しいですよ。
2022-01-17 10:21:03
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