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カブトムシの多様性の不思議

カブトムシの多様性の不思議

カブトムシを良く観察していると、個体ごとに色が違っているのに気がつきませんか?
黒っぽい茶色のものや赤っぽい茶色のものなど、同じ種類のカブトムシでも良く見ると色味が微妙に違っているのです。

色によって寿命が変わってくるのか、病気なのではないか、と心配される方もいらっしゃいますが、そういったことはないので安心してください。

ではなぜ個体差があるのでしょうか。

それは、「種の保存」のためなのです。
例えば、黒っぽい色であれば、カブトムシが活動する夜に天敵に見つかりにくいというメリットがあります。
しかし、環境の変化や気候変動により、日中の活動が必要になった場合、黒いカブトムシは見つかりやすく、たちまち天敵に襲われて絶滅してしまうかもしれません。

このように、万が一の変異があっても順応して子孫を残すことができるよう、保険として多様性のある個体が生まれてくるのです。

人間世界でも、多様性を尊重し合うことの大切さが叫ばれている現代。
カブトムシの世界でも、多様性があることで種を守っているというのは驚きです。
様々な色のものをコレクションして飼育してみるのも面白いかもしれませんね。

2024-01-09 15:05:20

店長日記

 

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