ヘラクレス成虫の基本的な飼育方法は?
平均的な寿命:羽化後6ヶ月から1年
管理温度:18〜26度が理想です
後食開始:エサを食べ始めるのは羽化後75日前後
交尾:えさを食べ始めてから約3週間ほどから可能
成虫は、大きめのクリーンケースL・XLでの飼育がおすすめです。
ブリードさせる時以外は、オスメス別の容器に入れて下さい。(交尾で短命になります)
容器の底には、消臭効果・ダニ予防がある 成虫用の昆虫マット『森林』を敷いて下さい。
保湿の為にマットに霧吹きをしてケース内がカラカラにならないようにして下さい。
昆虫ゼリーをエサ皿に入れて、転倒防止用の木を配置してください。
カブトムシ、クワガタの成虫飼育に必要な物は?
■昆虫が運動できる大きめの『飼育ケース』
■飼育ケースの底に敷く『成虫用のマット』
ケース内の保湿が重要ですので少し湿る程度に霧吹きして昆虫が潜れるくらいの深さに敷いてください。
■『昆虫ゼリー』
エサとして欠かせないのは昆虫ゼリーです。
果物でしたらバナナです。ゼリーに比べ腐りやすいですので、与える場合は2~3日で交換してあげて下さい。
■『エサ台』
昆虫ゼリーを入れる穴があいてある台です。
エサ台は、ゼリーをひっくり返してしまうのを防いだり、餌場や隠れ場にもなります。
■『転倒防止材』
成虫は、ケース内をよく動き回るため転んでひっくり返ります。
ひっくり返ったままもがき続けて体力を消耗して弱っています。
転んでも起き上がれるように小さな木片などが必要です。
幼虫用マット使用上の注意
当店のマットは、通常到着後すぐにご使用頂けますが輸送中の摩擦や高温、加水等で再発酵する事もございます。
鼻につくニオイや手でさわって熱を帯びている時は、ガスが発生していますので開封し別容器に移し2~3日程度 直射日光の当たらない涼しい風通しの良い場所で空気にさらしガス抜きをしてからご使用下さい。
※ガス抜きをしないと幼虫の死亡の原因になります。
カブトムシの幼虫のマットに白いカビが発生しました
白カビですが、これが原因で 幼虫が死んでしまうということはまずありません。
マット表面に発生しているものは取り除いてあげて、内部に発生しているものに関しましてはそのままでも大丈夫です。
気になる場合は、全てマット交換をして下さい。
水分を含んでいることによりどうしてもカビが発生してしまいます。
カブトムシの幼虫がマットから出てきてしまいます。何か原因があるのでしょうか?
1、マットの温度が高すぎる
2、マットが再発酵してガスが出ていて酸欠になっている。
幼虫が頻繁にマットの上に出てきてしまうというのはあまり良い状態とはいえないでしょう。
カブトムシ系の幼虫が死んでしまう原因は何でしょうか?
飼育途中で死んでしまうしまう主な原因は
〇マットが多湿になっている
一般的には、固く握って団子を作り崩れない程度の水分量とされていますが
むしや本舗では、それでも少し水分量が多いと考えています。
カラカラになるといけませんがしっとりしている程度がベストだと考えます。
水分過多のマットでは、幼虫が水ぶとりをし、コバエが発生する原因になります。
〇マットが再発酵をして発熱又はガスが溜まっている
幼虫用のマットは、25度以上になると再発酵しやすくなりガスが発生します。
幼虫がマット上部に這い上がってきている時は、マットが原因の時がほとんどです。
ケースの蓋を外し通気を十分確保してください。
〇幼虫自体に原因がある
幼虫はマットを食べて成長していきますが消化器官が悪い幼虫は、エサをあまり食べずに糞もあまりしません。
こういう幼虫は、大きくならなくなり健康な幼虫に比べて体にハリがなくなりぶよぶよになって死んでしまします。
この症状が有る場合は、あきらめるしか有りません。
ヘラクレス成虫のブリード方法
交尾のタイミング:
オスメス共にえさを食べ始めてから1ヶ月ほどしましたら交尾採卵が出来るようになります。
※メスが逃げ回るときは、しばらく時間をおいた方が良いでしょう。
オスメスを小さめの飼育ケースに入れると早いものでは、すぐに交尾を始め平均で約30分ほど交尾をします。
メスを産卵用のマットを深さ20cm程度固めに入れたケースに移します。
2週間後にケースを逆さまにしマットを広めの別ケースに移します。
数個から数十個米粒大の白い卵を産んでいます。これを繰り返します。
※1回の交尾で100個以上の卵を産むメスもいます。
それまでは、オスメスを別のケースに入れておきます。
産卵をさせる時は、むしや本舗のカブトムシ産卵用マット「エンゼル」をご使用下さい。
★クワガタについて★
オオクワガタの菌糸ボトルに青いカビが発生しました
アオカビは幼虫によくありませんのですぐにボトル交換をしてあげたほうが良いでしょう。
菌糸ボトルの中に白いものが発生しました。
白いかたまりはキノコです。
保管している場所が一日の温度差が大きいとキノコが生えてきます。
内部にあるものは取り除くことはできませんので、そのままにして頂いて大丈夫です。
キノコを生やさないようにするには、できるだけ朝晩と日中の温度差が少ない場所にて保管してください。
ヒラタ系の気性の荒い種類はよくメス殺しが多いなどと聞きますが、ペアリングさせれば良いのですか?
基本的にはハンドペアリング(メスがゼリーを食べているところに、後ろからオスをあてがってやる)などで目の前で交尾させるのが一番安全です。
またオスの大アゴを開かないようにして一緒にさせるのもひとつの方法です。
大アゴを閉じて先端を丈夫な糸で縛ってしまう方法もあります。
※指をはさまれないように十分ご注意下さい。
オオクワガタは冬季でも産卵させることはできますか?
オオクワガタは、非常に季節変化に敏感で一度エサを食べなくなって休眠してしまうとどんなに温度をかけても体内時計があるらしくそのまま眠ってしまうことが多いです。
そういった場合には越冬させて春になったらブリードさせてあげて下さい。
基本的に最低20℃以上ないと産卵させる事は難しいです。
成虫のペアは一緒に飼育できますか?
ブリードをする時以外基本的には、オス・メス別々のケースで飼育されたほうが良いです。
別々に飼育した方が比較的長く生きる場合が多いです。
国産のヒラタクワガタに比べ外国産は、全般的に性格がとても激しい面がありますので、時々メスを攻撃して殺してしまう事があります。
★飼育環境について★
夏場の昆虫飼育はエアコンの使用以外に方法はありますか?
一般的には飼育用の冷暖房器(飼育スペースのみ温度調節できる箱型のもの)にて温度管理される方が多いです。
エアコンに比べればだいぶ経済的です。
30℃を超えた蒸れた状態になると急激に弱ってしまいますから、室内の日の当たらない風通しの良い場所に発砲スチロール箱に保冷剤(ペットボトルに 水を入れて凍らせたものでも可)を入れて置くのも効果的です。
飼育温度はどれくらいが良いですか?
カブトムシ・クワガタムシの飼育で一番重要といっても良いのが飼育温度です。
意外に暑さや蒸れは大変苦手ですので注意が必要です。
■国産のカブトムシ・クワガタムシ
『夏』
基本的には成虫も幼虫も室内の常温で飼育可能です。
直射日光の当たらない風通しの良い場所で飼育してください。
30℃を超える気温は避けて下さい。
(ミヤマクワガタなど一部、夏場の常温飼育は難しい種類もいます。)
『冬』
オオクワガタやヒラタクワガタなど11月~3月、冬眠して越冬する種類もいます。
越冬時期がきましたら越冬用に飼育環境を整えてあげてから室内の暖房の影響が少ない場所で飼育して下さい。
屋外など凍結するほどの寒さの中は危険です。
■外国のカブトムシ・クワガタムシ
夏場と冬場は、温度管理(20~25度)をする必要があります。
熱帯や亜熱帯に生息する個体が多いですがやはり共通していえることは暑さが苦手です。
冬季は幼虫も成虫も20℃以上での飼育が望ましいです。